パリサンジェルマン(PSG)で今季もメッシやネイマールを抑えた素晴らしい活躍を見せるキリアン・エムバペとブンデスリーガ、ドルトムントでレヴァンドフスキとゴール数を競う怪物ハーランドは結局どちらが優れているのか。
◯キリアン・エムバペ
現在23歳のキリアンはフランス代表のエースでもある。
2018ロシアワールドカップでは優勝メンバーとして大活躍し、その名を全世界に知らしめることとなった。
代名詞とも言える加速力以外にもドリブル突破や左右両足での決定力など多彩な武器を持っている。
所属チームはリーグ・アンの絶対的な不動の優勝候補である、パリ・サンジェルマン。
チームメイトにはメッシやネイマールをはじめとし、ディ・マリア、マルコ・ヴェッラッティ、マウロ・イカルディ、セルヒオ・ラモスなどすごい面子が揃うが、その中でもキリアンは年少ながらも絶対的なエースの位置につけている。
三シーズン連続でリーグ・アンの得点王に輝くなど実績もばっちりと伴っている。
市場価値は少なくとも150億円以上とされているが、来期からはフリーでラ・リーガの名門、レアル・マドリーに移籍することが見込まれている。
マドリーでは同じフランス代表のベンゼマだけでなく、ヴァニシウス、アセンシオ、モドリッチ、トニ・クロース、カゼミーロなどとの共演も見込まれるため、非常に期待できる。
もちろん、日本の久保建英がマドリーに復帰すれば久保建英との共存も見られるかもしれない。
ただ、CLの決勝トーナメント初戦ではマドリーとPSGが衝突するだけにそこでのパフォーマンスも気になるところだ。
◯アーリング・ハーランド
ドイツ、ブンデスリーガのドルトムントに所属するハーランドは2000年生まれとエムバペよりも少し若い選手だ。
所属するノルウェー代表はワールドカップの本戦など大きな舞台に出場することは少ないため、エムバペほどには代表での今のところは実績はない。
その代わりに194cmと恵まれた体躯を活かした、圧倒的なフィジカルに素晴らしい決定力も合わさり、今ではバイエルンのロベルト・レヴァンドフスキと得点王を争うほどだ。
2020-2021シーズンは28試合で27ゴールと、ブンデスリーガ最高得点記録を更新するレヴァンドフスキには叶わなかったものの十分すぎるほどの記録である。
市場価値は200億程度と推定されており、場合によってはエムバペよりも高い。
ハーランドも2021-2022シーズン終了後に移籍することが予測されており、移籍先の候補としてはプレミアリーグチャンピオンのマンチェスター・シティ、またはラ・リーガの名門バルセロナ、エムバペと同じレアル・マドリーなどが最有力候補だ。
これらの超がつくほどの多くのメガクラブから注目されているのもハーランドの実力が広く認められているということだろう。